学習障害(LD)、識字障害(ディスレクシア)児・者のためのピアノ耳コピ


どうもお久しぶりです、きんたろです。

相も変わらず楽譜を一切使わず、耳と指だけでピアノを楽しんでいる日々なのですが、

ジモティというサイトでレッスンの紹介と募集をしているのですが、やはりそこまで一般受けしないらしく、月に一度問い合わせがあるかないか。それもなかなか2回目に継続することはなく、ご自宅で自主練習に励んでくださっていると思うのですが、やり方を変えていくべきなのか…なんて思ったりしています。


そんな中で、

どんな人であれば「楽譜を使わないピアノ教室」というものが歓迎されるのか。ちょっと考えてみたわけです。

①楽譜を読むのが面倒くさい人

②字を読むことが困難な人(学習障害、識字障害)

③視覚障害を持つ人


①は字は流暢に読めるが、意図的に楽譜を読まないパターン(きんたろはこれにあたります)。

②、③は生まれもって、もしくは後天的に障害(発達的な偏り、脳機能の偏り)を抱えているパターン。


③の視覚障害者に関しては以前のコラムでも、きんたろなりの解釈を述べさせてもらいましたので、ここでは割愛させていただきます。

今回は②字を読むことが困難な人(学習障害、識字障害)が、ピアノ学習をすることについて少し考えていきたいと思います。

※きんたろは発達障害や音楽の専門家ではありません。あくまでも素人のいち意見ですので、不快に思われた方はスルーしていただけたらと…。



学習障害と識字障害の違い


このコラムを書くにあたり、この二つの違いをきんたろなりに少し調べてみました。

要約するとこれらの違いがそれぞれあるようです。


<学習障害>

LD(Lerning Disabilities:ラーニングディスアビリティ)

「読み」「書き」「計算」の特定(あるいは複合して)の行為に遅れや困難が生じる。

例えば、

「読むことはできるが、その通りに文字にして書けない(書くのが極端に遅い)」

「”は”を”わ”と読まずに、”は”と読むなど、正確に文字が読めない」

「板書ができない(極端に苦手)」

といったように、文字の読解や書き取り、計算の習得に関して通常と比べ学習の習熟度に遅れが生じることから、生活する上で周りよりも困難である(=障害)と言われています。

会話は正常に成り立つ為に、本人が自覚をしていても周りが見つけることがそもそも難しいです。「単純に勉強を疎かにしている」と見られがちなので、環境整備や周囲からの配慮が必要不可欠であることはお分かりいただけるかと思います。


<識字障害>

Dyslexia(ディスレクシア)

特徴としては、「文字を読めるが読解できない」というもの。

「文字がかすむ」「文字が躍る」「並んでいるはずの文字が、重なるように見えたりする」

LDとは違った意味で、「読み書き」が困難であると言えます。

※識字率という言葉がありますが、この場合の「識字」とは全く違った意味で使われるようです。



きんたろは専門家ではありませんので詳しいことは分かりませんが、

学習障害も識字障害も、どちらも共通して「読むこと、書くこと」が困難である結果、読むことを嫌ったり、書くことを遠ざけたりする。従来の集団学習(学級教育)ではやはり取り残されてしまう現実があるのではないでしょうか。

もちろん、それらの障害があっても適切な学習環境があり、専門家による適切な指導があれば、生活上問題なく過ごすことはできるので、詳しく知りたい方は専門家に相談されることをお勧めします。


学習障害や識字障害があってもピアノは弾けるか?


じゃあ、「文字が読めない、書けない」となるとピアノは弾けないのか…?

きんたろは、全く関係ないと思っています。

確かに、楽譜(音符などの記号)が読めることに越したことはないですが、

「苦痛で苦手な文字(音符)」を無理してわざわざ読む必要なんてありません。


目を瞑っても太鼓が叩けるように、

誰にも教わらずに口笛が吹けるように(苦手な人もいますが…)

人は文字を頼りにしなくても自分の体を使って音を奏でることができる能力が、初めから備わっているんだと思います。


電子化が進んだ現代では、鍵盤に色を表示させて、押さえる場所が視覚的に分かるようになっている電子ピアノも売っていますし、

他にも、ド⇒赤、レ⇒青、ミ⇒緑・・・と、文字を色に変換している楽譜もあるようです。


そして何より、頭の中にある記憶を頼りに、鍵盤から音を探す「耳コピ」という方法も、とても有効な手段なのではないかと、きんたろは思うわけです。


ですが、これらの方法はあくまでも「弾く」ことができるようになるための手法です。

音楽を理論的に理解し、分析して表現できるようになるには、やはり和音や音階といった理論を知らなくてはならないし、そのためには「読み書き」は避けては通れません。


なので、あくまでも「ピアノへの最初のとっかかり」として、

まずは「ピアノが弾けるようになって楽しい!」「文字が読めない自分でもピアノが弾けるんだ!」という体験を持つことで、「じゃあちょっと本格的に勉強してみようかな」となれば、それはそれで良いのかな。なんて、きんたろは思います。



ピアノへのハードルを可能な限り低くしたい


ピアノって何だか難しそう…

両手をバラバラに動かすなんて私にはできそうにない…

文字が読めないから音符だってきっと読めない…


このように毛嫌いして、敬遠してしまっては少し勿体無いなと思います。

ピアノなんて、唯一といって良いほど、指一本でも簡単に音を出すことができる楽器です。

「でも弾いてみたい」「弾けるようになりたい」と思うのであれば、弾いてみれば良いんです。下手くそでも、音楽になってなくても、それでも良いんです。


「ピアノが弾きたい!でも楽譜を読むのは難しそう!」

そう思って諦めている方。

ぜひ、きんたろの講座を見てみてください♪


そして、きんたろの講座を見て「なんとなく」弾けるようになった方。

「物足りない、理論的に学んでみたい!」という方は、ぜひぜひ、次のステップへと進んでもらえたらと思います♪


楽譜を使わない新しいピアノ講座 きんたろの耳コピアレンジ教室

楽譜は一切使わない!コードも覚えなくて良い! そんな全く新しい「耳コピアレンジ」のノウハウを分かりやすく、丁寧にまとめてみました。 目の不自由な方、文字の読解が不自由な方も、耳と指さえあればピアノは弾けちゃうんです! 自由気ままに、自分の持つ音楽の感性を伸ばし、ピアノで表現する方法をマスターできれば、きっと人生が豊かになります♪

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