誰でもできる耳コピ術STEP6 左手の動かし方を練習しよう
前回のSTEP5では、実際に耳コピの基本的な方法を練習しました。
①頭の中にあるメロディーを、鍵盤から探して右手で弾く。
②右手のメロディーに合うベース音を、鍵盤から探して左手で弾く。
この二つの方法で、簡単な曲であればどんな曲でも演奏することが可能です。
なので、この二つがスムーズにできるようになるまで、何度も繰り返し練習してくださいね。
初めは何度も間違った音を出してなかなか思うようにいかないと思います。
ですが、それは失敗ではありません。
水泳で息継ぎの仕方を覚えるように、
習字できれいな線を描けるようになるように、
包丁で早く具材を切れるように練習するように、
何度も繰り返すことで、自然と身につけることができるようになるはずです。
狙った音を出す訓練。それを続けることで、音同士の間隔(=鍵盤同士の間隔)を自然と指が覚えてくるようになるはずです。
次の音はこれくらい高い音だから、このくらい指を広げよう、とか
この音は、意外とここかも?とか
そんな風にして出た音が、狙った音だった時の気持ちよさというか、ワクワク感をぜひ、味わってもらいたいなと思ってます♪
さてさて、前置きはこのくらいにして…。
前回は左手1本でベースを弾きましたが、それじゃあ何だか味気がない…!
もっと色んな指を使って弾いてみたい!
そんな気分じゃないですか?(え、ちがう?笑)
今回は、左手の動かし方を練習しよう、ということで
またまたルールを設けました。
左手(小指、人差し指、親指)、右手(メロディー)
押さえて良い場所は「白鍵のみ」です。
さらに、左手ではこんな動きをしてもらいます。
小指→人差し指→親指→人差し指
なんとなくイメージはできますか?
右手に関しては、今回は自由です。
1本でも2本でも、白鍵の好きなところを押さえてください。
左手は、
小指→人差し指→親指→人差し指
→小指→人差し指→親指→人差し指
→小指→人差し指→親指→人差し指…
ず~っとこの繰り返しです。
ではやってみましょう!
だんだん左手の動きに慣れてきたら、右手も自由に動かしてみましょう。
左手と同じタイミングでも良いし、わざとずらしてみても良いし、めちゃくちゃに弾いてみても面白そうですね。
ちなみに、きんたろはこのように弾きました。
左手の動きを変えるだけで、ぐっとピアノ演奏らしくなってきましたね♪
さて、続いてのルールです。
左手の小指を、この①〜④の順番で弾いてみましょう。
小指①→人差し指→親指→人差し指
→小指②→人差し指→親指→人差し指
→小指③→人差し指→親指→人差し指
→小指④→人差し指→親指→人差し指
→小指①→人差し指→親指→人差し指
→小指②→人差し指→親指→人差し指…
これの繰り返しです。
あれ?どこかで聞いたことがあるようなないような…?
そう。これ、実は…
久石譲「SUMMER」
で使われるフレーズなんです。
知っていてメロディを覚えている人は「あー!」ってなったんじゃないでしょうか(笑)
他にも、
ひぐらしのなく頃に「YOU」
でも使われてる有名なフレーズですね。
どちらも耳に馴染みやすく、「夏」を想像させる良い曲ですよね。
何を隠そう、きんたろが初めて弾いた曲は、この「YOU」なんです!
簡単なので、左手だけひたすらこれを弾いてるだけでも癒される…。そんなフレーズです♪
このフレーズに合わせて、自由に右手で弾くも良し、SUMMERのメロディを自分で探して左手に合わせるのも良し。
曲の途中から左手の動きも変化するので、その後のベース音をぜひ探してみてくださいね♪
では最後に、季節外れですが、夏のこの曲でお別れしたいと思います(笑)
ミスタッチはだからアドリブですってば…!(笑)
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