誰でもできる耳コピ術STEP9 ルート音を知ろう
白鍵だけだと味気がなかったところに、黒鍵を織り交ぜることによって一気に雰囲気が変わったんじゃないでしょうか。
黒鍵を多用しすぎてしまうと、それはそれでまとまりのない音色ばかりになってしまいますので、使い方に気を付けて、たくさん試してみてくださいね♪
さて、9回目となる今回は、
「ルート音」
これについて学んでいきたいと思います。
ルート(=根幹)音というのは、終止感(=終わるときの収まりの良い感じ)のある音とも言われ、多くの曲の始まりの音や、サビの終わりの音に使われる重要な音です。
頭の中で(ドレミファソラシド~♪)と思い描きながら弾いた時の、「ド」の場所です。
白鍵だけでいうと、↓の図の青い丸のところがルート音です。
青い丸を起点に、右方向へ順番に弾いてみましょう。
どうでしょうか。
といっても、普段から馴染みのある音ですので、いまさら終止感とか言われても…って感じですよね(笑)
ですがこのルート音。実は一つではないんです。
次の図をみてください。
さっきと青い丸(ルート音)の位置が違いますね。
それに、よくみたら赤い丸も若干違うようです。
早速試しに弾いてみましょう♪
別の場所から弾き始めても不思議と「ドレミファソラシド~♪」となりますよね?
え、もしや…?
と、ピンと来た方も多いと思います。
そうなんです。どの鍵盤から始めても「ドレミファソラシド」にすることができちゃうんですよ♪
ウソはついてません。本当ですよ?(笑)
このルート音から始まる一連の流れを、
調(キー)
と呼びます。
よくカラオケで「+1キー」とか「-2キー」とかって、聞きなじみありませんか?
キーを”1つ上げる”と、全ての「ドレミファソラシド~♪」が”半音上がる”ということになります。
まぁ、小難しい話になってきますので、そういうものなんだな、くらいに思って頂ければ大丈夫です。
そして、実際には白鍵と黒鍵の「ド、ド♯、レ、レ♯、ミ・・・」合わせて12コのルート音と12通りの調があることになります。
図で説明するとこういうことですね(笑)
この青い丸全てがルート音で、そこから始まる「ドレミファソラシド~♪」があるということになります。
既に2つは上の図で紹介したので、残る10コの調を自分の指と耳を使って探してみてください♪(見つかるかな?)
最終的には、この12コの音階は全て覚えて、スラスラと弾けるようになると、耳コピをする際に原曲と同じ調で弾くことができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ちなみに、全部の調(キー)が頭に入っていると、気軽にこんなこともできちゃうんです。
次回は、白鍵のみ「以外の」調で曲を耳コピしようと思います♪
ではまた〜!
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